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キモチが伝わる文章を書くために

まず読んでほしい人は誰でしょう?何を伝えたいのでしょう?
そしてどんな答えや反応が欲しいのでしょうか?
相手を思い浮かべればおのずと何を伝えるべきか、浮かんでくるでしょう。
ぼんやり浮かんだ貴方の言葉をまっすぐに相手に伝えるためのテクニックやするっと心に溶けていくような
文章を作成するポイントについて紹介します。

肯定表現を使おう

言葉というのは、使い方によって印象がまったく違ってくるもの。
肯定表現は手紙を書くうえで最も重要なポイントのひとつですが、普段誰かと会話しているときにも気を付けたい表現です。

肯定表現を使おう

肯定表現と否定表現の違い

肯定表現(ポジティブ)と否定表現(ネガティブ)を説明するのに、よく水が半分入ったコップを言い表す例えが使われます。

1:コップの中に水がもう半分しかない。
2:コップの中に水がまだ半分もある。
この文章では1が否定表現、2が肯定表現です。事実は同じなのに、伝え方によってずいぶん印象が変わります。 同様に、ビジネスシーンでも
1:明日15時には間に合いません。
2:明日17時なら間に合います。
という2の肯定表現のように、自分のできることを相手に伝える方がずっと印象がいいですよね。 取引先に送る文章はもちろんですが、親しい相手へ送る手紙でも書くときに意識しましょう。

肯定表現はビジネスマナー

ビジネスマナーとして「できません」「わかりません」はNGだと言われますが、これは「~ません」という否定表現が相手にネガティブな印象を与えるためです。同じことを肯定表現に変えるときには、不可能や困難を意味する「~(し)かねる」を使います。つまり、

1:コップの中に水がもう半分しかない。
2:コップの中に水がまだ半分もある。
この文章では1が否定表現、2が肯定表現です。事実は同じなのに、伝え方によってずいぶん印象が変わります。 同様に、ビジネスシーンでも
「できません」→「できかねます」
「わかりません」→「わかりかねます」
と言い換えることができるのです。
在庫がないときの「ありません」から「切らしております」への言い換えや、上司が離席しているときに「席にいません」を「席を外しております」と言うのも、「~ません」という否定表現を肯定表現にしたものです。

違う言葉で肯定表現に

肯定表現の中には、言葉そのものをポジティブや柔らかいものに変える方法もあります。
手紙のなかで、相手のことや相手が親しい第三者について書くことがあると思いますが、例えば次のように友人の息子S君についてなら

1:コップの中に水がもう半分しかない。
2:コップの中に水がまだ半分もある。
この文章では1が否定表現、2が肯定表現です。事実は同じなのに、伝え方によってずいぶん印象が変わります。 同様に、ビジネスシーンでも
1:息子さんのS君はうるさくて落ち着きがないですね。
2:息子さんのS君は明るくて元気いっぱいですね。
明らかに2の表現が肯定的です。
わざわざ失礼な言葉は選んで手紙を書かないにせよ、親しい相手だからこそ気遣いたいポイントとも言えます。